| 《石仏やお地蔵様を巡る南コースの説明》 South course over the Jizo(Buddha) description |
歩程約2ｋｍ about 2km walking distance |
歩行時間約1時間 about 1hour walking time |
お墓や境内は神聖な場所です。「お参りさせていただく」という気持ちで行きましょう！
⓪ＪＲ成田駅 不動の椎 ↓ ⓪ＪＲ成田駅 （開運橋） ↓ ①権現山 ↓ ①権現山 ↓ ①権現山 ↓ ①権現山 ↓ 新道「東洋」 ↓ 表参道開運通り ↓ 南庵 ↓ 表参道開運道り ↓ わらべどおり ↓ 電車道 ↓ 電車道 ↓ ③谷津之台墓 ↓ 谷津之台墓 ↓ わらべどおり ↓ ④成田幼稚園 祈りの像 ↓ やきそば鈴木の坂道 ↓ 東町高架配水塔 ↓ お仙稲荷神社 ↓ 鳥居の階段 ㉙子安様・愛宕様 ↓ 東町くねくね道 ↓ 田町の路地 ↓ 白髪毛庵  |
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[You can print by clicking the following map]  ⓪ＪＲ成田駅  JR成田駅前の樹齢七百年といわれる椎の木。 その昔、駅周辺は松や杉がうっそうと茂る山林で、湯殿権現社が祀られていたことから「権現山」と 明治30年鉄道開通により山林は姿を消し、駅前広場が造成されても、この木だけは伐採されませんでした。現在まで残されているのか確かな理由はわかりませんが、こんなエピソードが、伝えられています。 成田詣は泊まりがけの旅で、門前町の旅館は隆盛を極めていました。<正月一ヵ月の稼ぎだけで一年分の生活費が稼げたそうです。>旅館には各地から多くの仲居さんが働きに来ていましたが、故郷を離れ心もとない日々を送る彼女たちは、シイの葉を一枚懐にしのばせ心の拠りどころにしたといいます。 そしてシイの木は、参拝客や地元の人々からもお不動様の分身と崇められ「不動の椎」と呼ば ※「花崎町」の地名 明治30年ころ 開発された小公園に桜の木を植え、花咲く町から名づけ JR成田駅の変遷
明治5年に我が国最初の鉄道が、新橋～横浜間を開通したのを期に、それまでの籠、馬、船によ 明治27年錦糸町～佐倉間が開通、東京からの成田山参拝客の増加をみるにいたりました。 成田山住職や、土室出身の衆議院らが中心となり鉄道会社を設立。成田山が、町はずれの現在 明治30年佐倉～成田間開通。
京成電車の変遷
1909（明治42）年鉄道会社設立。 大正元年押上～江戸川、高砂～柴又間を開通。 開運橋の歴史
 昭和１０年に京成駅前右側の窪地に架けられた木製欄干の太鼓橋風の開運橋 現在の コンクリート製 開運橋  マップ①権現山
  この周囲は成田山の境外地。 七月の祇園祭は約300年の歴史があります。当時は、湯殿権現社の祭礼で旧6月8日だった。江戸 現在、中日の朝に神輿と山車が権現山（JR成田駅前）に集合するのは、古い祇園の形が残さ
「お大師様」オダイシサマ
 成田山は真言宗智山派大本山 成田山のご本尊不動明王座像は弘法大師空海が刻みました。 大日如来は真言宗の総本尊・・不動明王は大日如来の化身 空海（弘法大師・お大師様）は、真言宗の開祖で、右側に奉納されたお大師様が並んでいます。 「倶利伽羅竜王」クリカラリュウオウ
 不動明王が持つ剣に、炎に包まれた龍が巻き付き、飲み込もうとしている様子を表した像。
不動明王の知識を象徴する存在。脇侍の童子（制多多伽童子セイタカドウシ）が守護神として、王を 守っています。衿羯羅童子コンガラドウシがいないのはどうしてでしょうか？！ 備考：不動明王の脇侍（八大童子の中の二人で脇侍になることが多い） セイタカ童子・・活発な性格で右手に金剛棒を持っています。 まち歩きポイント： 成田山新勝寺境内には、信者から奉納された「倶利伽羅竜王、セイタカ童子、コンガラ童子など」があちこちに見られます。探してみましょう！ ※総門～山門～亀池の橋を越え、正面階段の両サイド奉納碑の中に両童子がいます。
※「権現」の意味・・・神様が現れる山
仏や菩薩が衆生を救うために種々の姿をとって権（かり）に現れること。 仏が化身して日本の神として現れること。
「権現山の石仏」
 庚申ｺｳｼﾝ様（青面金剛ショウメンコンゴウ）など石仏が祀られています。 参考： 庚申信仰：中国から伝わった道教の教えに、「人の体内には三尸サンシという三匹の虫がすみ つき庚申の日（年6回位）にその虫が体の中から抜けだし、天の神にその人の悪行をいいつける。 天の神は罰として寿命を縮めてしまうので、庚申の夜は眠らず酒食をとりながら過ごすのが 良い」という一説がある。江戸時代には、“酒食をとりながら夜をあかす“庚申待ちとして庶民 に広まった。この功徳を願うために建てられたのが庚申塔・庚申様・青面金剛像（日月、邪鬼、 鶏、下部に三猿など刻まれているのが多い）です。 ◎現在、百庚申は竜台、宝田（後・桜谷津）、西和泉の4ヶ所で確認されています 「不動明王の種字を刻んだ石碑」
 湯殿権現社脇の石碑 明治41年建立 中央が、「カンマン・大いなる不動明王」 向かって右が、脇侍の童子「タラ・コンガラ童子」の種字 向かって左が、脇侍の童子「タ・セイタカ童子」の種字 裏面には江戸時代後期の画家 渡辺崋山の「観音大士像」が刻まれています
「赤坂日花惣講中の石碑」
1858（安政5）年刊行の「成田参拝記」成田山全図に、「花畑（現在の表参道成田信用金庫あたりの場所）」が、記されています。 1819（文化2）年、江戸赤坂のお花講は、新勝寺の御本尊への献花用に花畑を奉納しました。上部に、不動明王と、二人の童子が刻まれています。
また、駅前権現山周辺は大きな木の絵が描かれ、山道だったことがわかります。南庵前には、大きな鳥居が立っています。その先右側に「花畑」の文字があります。 成田山全図作図  「歌舞伎役者奉納記念碑」
 1909（明治42）年の奉納記念碑（鉄道が開通して成田詣が盛んで華やかな時代）、石積みで小高くなった所には、石碑と広葉樹が大きい。基壇前や階段の石柱に、明治後半から大正、昭和に、大活躍した歌舞伎役者「片岡仁左衛門、坂東三津五郎、尾上栄三郎、守田勘弥、中村歌右衛門・・」の名前が刻まれています。いずれも、女形で有名です。
成田山の繁栄には、市川団十郎をはじめとする歌舞伎役者ぬきには語れません。また、越後谷呉服店（三越の旧名称）、置屋、茶屋などの銘板が見られます。
※参考 ・宗吾霊堂正門石柱に「中村吉右衛門」、境内には、松本幸四郎、中村勘三郎、中村勘九郎の記念樹があります。・・・歌舞伎演目「佐倉惣五郎」上演によると思われます。 成田の老舗 新道・パブスナック「東洋」
 2013年1月木曜21時～TBSドラマ「あぽやん」の撮影現場。成田空港・成田市役所・成田山新勝寺・
参道の店舗・市内店舗など、オール成田で撮影協力。伊藤淳史、桐谷美玲などが、空港を舞台にお客様のトラブル解決に奔走するドラマ カクテルのレパートリーはざっと３００種類。航空会社名の「バニラエア」「ＡＮＡ」「ＪＡＬ」「ジェットスター」など、各社のイメージカラーのカクテルがあります。 マップ②「南庵の石仏」
江戸時代からの成田山のお墓です。 「六地蔵」 六体あるのは、人は死後、六つの世界を輪廻するとされ、お地蔵さんがそれぞれの世界の人を救ってくれると信じられたからです。
六道の世界 （地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道）
  手の形（印相いんそう）: 手の形に、仏さまのたいせつなメッセージがある！ 片手を上げて手のひらを前に向ける（施無畏印せむいいん）・・恐れなくても良い、人々を安心させる身振り 片手を下げて手のひらを前に向ける（与願印よがんいん）・・私が救います、人々の願いを聞き入れ望みを叶える身振り 持ち物： 数珠じゅず 錫杖しゃくじょう / 幢幡どうばん・・寺院の天井にぶら下がっている筒状の飾り布 宝珠ほうじゅ・・玉ねぎ型、あらゆる願いを叶える宝 「表参道 滝沢本店 長命泉」の始まり・・・ホームページより   江戸時代末期、1858（安政5）年刊行「成田名所図会」の成田山全図があります。 表参道南庵（墓地）先に、「鳥居」の絵があります。
そこは、現在の長命泉と酒粕などで、有名な「滝沢本店」あたりになります。
以下が、「長命泉」の始まりです・・・HPより抜粋 ☆江戸時代末期、初代滝澤栄蔵が参拝宿泊した折りに、夢でお不動様から、「ここで酒を造りなさい」とお告げを受けました。
御影石の大鳥居が立っていた現在地で酒店を開業し、近郷の良質米を原料として酒造りを始めました。
その後、当社酒蔵の井戸水が大変おいしく、よい水であると信者の間で評判となり、参詣の折りに井戸の水を汲んで帰られる方が多くなりました。
病気が治った、長生きした、百薬の長であるなどと、各地から寄せられるようになりました。
そこで、長命延命霊力の酒といった意味を込めて「長命」と名付けたのが始まりです。
以来、長命泉の井戸は、渇水期にも、満々と水をたたえています。
わらべとおり 滝沢本店の細道を入っていきましょう！  電車道 「4月の頃は、桜並木が美しい！」  
土木遺産の「成宗電車トンネル」
  ※ピンク色の線が、成田山門前～電車道～成田駅前付近の成宗電車が走っていた道です
現在は道として使われていますね。(SL保存会より参照)   マップ③谷津之台墓地
  墓地前の道路は、曲がりくねったむかし道で、花崎町の栗山公園や、東町新参道へ抜ける急坂に繋がります。 服装や持ち物や手の形がいろいろで、良く見てみましょう！     毎月21日はお大師様参り・成田市内八十八か所地蔵様廻り
毎月21日の弘法大師の縁日（月大師）に、成田山の僧侶が先達になって門前町の札所巡拝して大 師像を祀る風習が続いています。 門前町とその周辺を「新四国成田八十八か所霊場」とするウツシ巡礼で、天保10（1839） 年始ま りで、門前町の七墓を巡る死者供養の性格も強いです。 午前9：30に新勝寺の大師堂前集合・巡拝し、結願ケチガンは光明堂裏手の奥之院脇で大師像を拝ん で修了します。 身内で亡くなった方がいる場合は、死後49日以内は死者の魂は屋根や棟にいるので往生を願って 一緒にお参りして108ヶ所の仏像に戒名用紙を貼り付けて供養する習慣もあります。 大師にあの世に連れていってもらう、地蔵に死出の道を案内してもらうといいます。 巡拝は「成田市内八十八か所地蔵様廻り」ともいい、弘法大師も地蔵も、観音の信仰も重なってい て、全て民間の身近な救いのホトケでした。 マップ④成田幼稚園「祈りの像」
  成田幼稚園は、1905（明治43）年、成田山住職石川照勤上人によって開園。創立100年以上になり、 千葉県下の私立幼稚園でもっとも古い。 愛らしい祈りの像を見たら右に曲がり、新参道、成田山自動車祈祷所の眺めを高台から見てみましょう。 右側の角地は、旧成田町役場のあった場所です。[1954（昭和29）年3月31日成田市の誕生。 ※園庭や周辺は、大きな広葉樹林や桜が多数あり、清々しい高台です。 ※園庭に、 「箒を持っている姿の小僧」の像 があります。 探してみましょう！ やきそば鈴木の坂道  東町高架配水塔の坂道     東町高架給水塔・お稲荷のある小さい山
頂上は、広場になっていて、高台からは国道51号線方面や、新参道・成田幼稚園・成田山方面の眺めが楽しめます。 東町 お仙稲荷は女のお稲荷さん      マップ㉙子安様 愛宕様  子安観世音・・・七町内女人講の催事  将軍地蔵尊・・・各七町内の男衆の催事 火伏せの神（火災を防ぐ信仰）を祀り、毎年11月24日に各町内ごとに大法楽祭が開催されます。 東町の道は、くねくね曲がり道が続く
  田町の路地   白髪毛庵（しらばっけあん）  マップ㉗准胝ジュンテイ観音像 庚申塔 その他石仏  向かって最右側の蓮華座に座った六本の手の観音
右側面 「泰造立准テイ観音為二世安楽所」 左側面 「明和四（1767）年 田中二十二夜講中（田町の古称）」 今世と来世の安楽を祈願。六観音の一つだが独立して一基にするのは少なく、千葉県下でも他に例がないそうです。 六地蔵
 六角柱に浮き彫りされた六地蔵は、袈裟をまとう僧侶の姿で、それぞれ錫杖、宝珠、香炉などを持ち、六つの分身となって、人々を見守っています。
マップ㉘三橋鷹女の墓 墓地の一番奥に、三橋鷹女（三橋家）の墓 がある。  「鴨カモ翔タたば われ白髪の 媼オウナ（老人）とならむ 」の句碑があります。 この自然石の句碑には、鷹女の自筆の色紙を拡大したものを刻んでいます。 この句は、句集「羊シ歯タ地獄」（昭和36年発行）の中の「指紋」（昭和28年作）に収められています。 句碑は、昭和59年4月、長男の三橋陽一さんの手によって建立されたものです。 なお、句碑の前が三橋家の墓で、鷹女もここに眠っています。 資料編↓ 成宗電車の歴史 広報なりたより
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